老後資金を増やしたい?50代から年金生活に入るまでに出来ること!

50歳を越え還暦が近づいてくると、何となく老後のことなんて考えたりしませんか?

老後2000万円問題って聞くけどどういうことなのかな……

令和元年6月に出された金融庁の市場ワーキンググループの報告書において、老後資金が2000万円不足するとの指摘がありました。

出典:金融庁の市場ワーキンググループ報告書

老後の生活では、年金収入で足らない部分は自己資産を取り崩していくことになります。
上記の報告では、年金生活における収入と支出の差が平均マイナス5万円となり、その不足額を毎月補填するには20年で1300万円、30年で2000万円が必要になると示唆されているんですね。

もちろん人によりけりで、マイナスにならずプラスの人もいるでしょう。
しかし、取り崩す資金が底をつき破産してしまう危険性もあるんです。

この記事では、老後資金を増やすために今から何をすればいいのかを書いています。

安心して老後生活に入っていけるように今の状態を確認した上で見直し、将来に向けて今できることをしておきましょう。

老後資金を増やすために出来ること

老後資金を増やすために出来ることは、大きく分けて4つあります。

  • 支出を減らす
  • 収入を増やす
  • 今あるお金を増やす
  • もらえる年金額を増やす

支出を減らすや収入を増やすは、当たり前のことかもしれませんね。

そりゃ、出来るならそうしたいけど…


これらのことをすべて行うということではなく、出来そうなことから始めてみるのが良いのではないでしょうか?
収入を増やすのが無理なら支出を減らしてみるとか、支出を減らすのが無理なら収入を増やしてみるとか……

それぞれの項目について具体的に何をするのかお伝えしていきますね。

支出を減らす方法

老後の生活にかかる支出額は現役世代の約7割程度と言われています。
お金が豊富にある人は別ですが、一般の人では現役時代のままの金銭感覚で過ごしていると老後に生活資金が枯渇してしまう危険性があるんですね。

かといって、退職して「さあ明日から70%で生活しよう」と思ってもなかなか難しかったりするようです。
ずっと続けてきた生活を一気に変えるのはストレスもかかります。

50代頃から少しづつ生活を縮小していければ、その分貯蓄も増えますよね。
そして少しづつ生活スタイルを老後に近づけていくことで、無理なく年金生活に入ることが出来るようになるんです。

それでは、具体的に何を見直せばいいのかを考えてみましょう。

食費を見直そう

買い物に行ったときに、予定していたものだけ買って帰ることありますか?
これが出来る節約上手な方は問題ないでしょうが、私は「安い」とか「おいしそう」とか……
ついつい予定していないものを買ってしまいます(汗)

その上、予定していたものを買い忘れてまた行かなくてはいけなくなったりも……(涙)
で、また行ったときにまた余分に買ってしまっていたんですね。

そんなこんなで無駄使いをしていた私が今心掛けていることは下記のこと。

  • 買い物リストをスマホに入れておき入店前に確認する
  • 極力今ある食材で作れるものを探す
  • 冷蔵庫の中身がスカスカになるまで買い物に行かない
  • 財布の中には今日の買い物の分だけのお金を入れる

以前は何となく買い物に行っていたんですが、今は「もう行かないとさすがに食べるものないやん」となってから行っています。
冷蔵庫がスカスカになるのが最初は不安でしたが、今はその状態が爽快です。

奥の方に置いていて忘れたまま賞味期限が過ぎていたなんてことも無くなりました。
買い物時の無駄買いを完全になくすことは出来ていませんが、行く回数が減ったことで食費の削減はできました。

私のように予定外の買い物が止められない方にはオススメできる方法ですよ!

固定費を見直そう

支出を減らすには、まず固定費を見直してみるのがオススメです。
固定費とは、毎月必ずかかってくる支出です。
固定費を少しでも削減できれば、1年にしたら結構大きな削減になったりしますよ。

固定費には住宅費、水道光熱費、通信費、保険料などがあります。
住宅費は大きい支出ですが、削減のためには引っ越しや住宅ローンの繰り上げ返済など熟慮が必要な項目です。

ここでは、明日からでも取り組める水道光熱費と早めに見直した方がいい保険料についてお伝えしますね。

水道光熱費を削減しよう

水道代や電気代、ガス代や灯油代など……。
高いなあと思っても使わない訳にはいかない絶対必要な経費ですね。

なくすことは難しいので少しづつ減らす工夫をしてみましょう。
確実にかかってくるお金なので、継続することでチリも積もれば山となるかも?

まずは水道代の削減策です。

水道代の削減策
  • 水を出しっぱなしに気を付ける
  • 料理に使う水の量を減らす
  • お風呂は沸かしたらすぐに入り追い炊きをしない
  • 洗濯機にお風呂の湯が使える場合は使う

水の出しっぱなしなんて、ほとんどの方がしていないとは思います。
とはいえ、例えば食器を洗う時やお風呂で髪や体を洗うとき、水を使うタイミング以外はキチンと止めていますか?


お恥ずかしながら、私は出来ていませんでした。
そして、やってみようと思ったものの暫らくは面倒に感じていました。
しかし、毎日続けているうちにそれが普通になり無意識に止められるようになったんです。

習慣ってすごいですよね!
その結果、ウチはお湯の残量がリモコンに表示されているんですが、バーの減りが以前に比べて遅くなったんですよ。

次に料理に使う水の量ですが、例えばお味噌汁を作るときに適当に水を入れていた私。
ウチは家族3人なんですが、お椀に3杯入れても沢山残ってしまっていたんです。

そこで1回キチンと計ってみようとお椀3杯の水をお鍋に入れてみたら、なんと半分にも満たなかったんです(汗)
いつもお鍋に半分以上の水を入れていて、その分お味噌も無駄にしてしまっていました。
私のような大雑把な人は適当な作業の中に、ある程度の目安を作るのがオススメですよ。

これらは私の失敗談ですが、お水を使う様々な作業を見直してみたら、案外ここ減らせるなってところがあるかもしれませんよ!

次は電気代削減法です。

電気代の削減策
  • 家電製品の電源をこまめに切る
  • エアコンを付けたり消したりの回数を減らす
  • 省エネ家電に買い替える

電源をこまめに切るは当たり前かもしれませんが、私はまだまだ出来るようになっていません。
こまめには出来ていませんが、寝る前のルーチンとして電源OFF出来るものがないか見て回ってから寝るようにはしています。

なかなか習慣づけるのは大変ですね。

ただエアコンに関しては、消している時間が1時間以内の場合付けっぱなしがいいとの報告があります。
エアコンは電源を入れた時が一番電力を使うので、短い時間でまた付ける場合はいっそのこと付けっぱなしがマシということです。

しかし、これはその時の気温にもよります。
気温と設定温度の差が多ければ多いほど付けっぱなしの方がマシということになります。
逆に気温と設定温度の差があまりない場合は、こまめに切った方が良いでしょう。

出典:日東エネルギー「ハピマガ」

後は、家電の買い替えによる電気代の削減策です。
これは大きな初期投資が必要になってきます。
直ぐにできる策ではないのですが、長い目で見たらお得になることが大いにあるんです。

特に電気代削減の可能性が高いのは冷蔵庫、エアコン、洗濯機です。

冷蔵庫は高価なこともあり、一度買うとなかなか買い替えなかったり……。
私も今使っている冷蔵庫は、2回の引っ越しを経て10年超えて使っています。
その前は20年を超えて使用していた冷蔵庫が、ある日突然効かなくなり泣く泣く買い換えました。

運が良かったのかもしれませんが、結構長く使えるもんだなあと。
そして、まだ使えるのに買い替えなんてもったいない……。

しかし、電気代の削減率を考えるとそうも言ってられないんですよ。
なんと10年前の冷蔵庫を買い替えることで電気代が39~46%も減らせるんですって。

出典:YAHOO!ニュース

この話を聞いてウチも今、冷蔵庫買い替え検討中なんです。

また、エアコンも10年前とでは格段に違うそうなんです。

出典:ファイナンシャルフィールド

冷蔵庫、エアコン、洗濯機のほとんどの製品が、機器の性能が上がって省エネにつながっています。
また古い機器の場合、長期の使用による機器の消耗のため、余計に電気代がかかってしまっているということもあるんですね。

冷蔵庫、エアコン、洗濯機を10年を超えて使っている場合は、買い替えによって電気代が削減できる可能性大ですよ。

保険を見直そう

生命保険や医療保険、損害保険など、もちろん必要に応じて加入しているとは思います。
その必要度や必要額は個人の生き方によって異なるのではないでしょうか。

また、必要保障額は年代によって違ってきます
例えば、子供にお金がかかるうちはもしもの時への備えが必要ですが、子供が独り立ちした後は大きな保障は必要なくなります。

私も娘が社会人になったこととフルタイムの仕事も辞めたことにより、所得補償保険を解約しました。
医療保険はこれから必要となりそうなのでやめていません。
貯蓄型の保険は、パート勤務になって収入が減ったので払済保険にしようかと検討中です。

払済保険とは、保険料の払い込みを中止して、その時の解約返戻金を元に元契約と同じ種類の一時払いの保険に変更する方法です。

保障額は減りますが、保証期間は変わりません。
まずは、今現在の自分に必要な保障額はどれくらいかを把握し、必要な分の保険に入るのがベストですよ。
自分の保障額が適正かどうかは専門家に相談するのもオススメです!

自家用車の必要性を考えよう

自動車を持っていると色々と維持費がかかります。
税金や保険代、車検代などはかなり大きな出費です。
また、毎月のガソリン代やマンション住まいなら駐車場代がかかる場合もありますよね。

車がないと通勤や生活が無理な場合は自動車の維持費がかかるのは仕方ないでしょう。
しかし、例えば週末の休みしか乗らないとか、通勤は公共交通機関でも大丈夫など他の選択肢がある場合は手放すことも視野に入れてみてはいかがでしょうか?

私事ですが、職場を自転車で通えるところに変えて自動車を手放しました。
今は、たまのお出掛けは娘の車を借りるかレンタカーを借りるかで過ごしています。

自動車を手放したことで、自転車や徒歩での移動が多くなりやや健康的になれたように思いますよ。

収入を増やす方法

お金を貯めるために重要なのは収入を増やすことです。
自分の生活スタイルに合わせて、出来ることから始めてみましょう。

出来るだけ長く働く

収入を増やすのに一番手っ取り早い方法は働くことです。
かといって、50代ともなれば若い頃のようにガンガン働くなんて無理な方もいるでしょう。

なんて言ってる私も1年前にフルタイムの仕事を辞めてから、「もう8時間働くなんて無理」と思っています。

最近は体も無理がきかないし……

そんな私は、週4日5時間程度のパートで働いています。
家事も無理なく出来て私にとっては、ちょうどいい勤務時間です。

老後の収入を考えると、一番いいのは厚生年金に加入できる条件で働くことですが、その辺は家事労働の負担割合や個々の体調にもよるのではないでしょうか?

少なくとも年金生活に入るまでに、自己資産を減らさないようにする事が重要だと思いますよ。

不用品を売る

不用品を売ることでも収入を得ることが出来ます。

私事ですが、先日出張買取というのを経験しました。
今、空き家になっている実家の片付け中なんですが、タンスの中の着物を見た時に「もしかして売れる?」と思い某買い取り業者に連絡してみたんです。

元々着物を売ろうと思っていたんですが、買い取り業者より貴金属もOKと聞き若い頃に買ったけど今は全く使っていない指輪やネックレスのことを思い出したんです。

結果、着物は需要の関係とかであまり高くは売れなかったのですが、貴金属は金の価格が上がっていることもあって総額10万円越えの臨時収入になりました。

あなたのお家にもお宝が眠ってはいませんか?

税金の控除制度を利用する

突然ですが、確定申告していますか?

確定申告って自営の人とかがするんじゃないの?

って私も思っていましたが、娘が歯科矯正をしたときに歯医者さんに教えてもらって医療費控除というのがあることを知りました。
しかし、控除額は支出額から10万円を引いた額なので10万円以上でないとダメと思い込んでいたんです。

実際に医療費控除額の計算式は「医療費の支出額ー保険金等による補てん額ー10万円」です。
しかし、それは総所得金額が200万円以上の場合なんですね。

200万円未満の場合は総所得金額の5%相当額を引きます。
つまり総所得金額が120万円の場合、6万円以上医療費がかかっていたら税金の還付があるということになります。

医療費控除は納税者本人のみならず、同一生計の家族の分も合算できます。
また、その確定申告は家族のうちの誰がしてもいいので10万円以上でない場合でも、総所得金額が200万円未満の人がいるなら還付を受けられる可能性があるんですね。

医療費控除の対象にならなくてもセルフメディケーション税制というものもあります。
2026年までという期間限定で行われている医療費控除の特例で、スイッチOTC医薬品の購入が対象です。

後は、寄付金控除でもお金が返ってくる場合があります。
「ふるさと納税」もその控除になりますよ。

今あるお金を増やす方法

定期的な貯金は、資産形成の基礎といえる行為です。
毎月一定の金額を手元に残すことで、自分自身のライフスタイルや生活を維持していくための資金を増やすことができます。生活費や大きな出費があった場合でも安心して過ごすことができ、心に余裕も生まれますね。

しかし低金利が続いている現在、銀行に預けているだけでは思うような資産形成が出来ない場合もあります。
また、物価が上がっている中で今のままの金利だと実質マイナスになってしまうとの見方もあります。

老後に向けた資産運用に投資を組み入れてみましょう。

貯蓄と投資には、各々リスクとリターンがあります
この二つを組み合わせたバランス戦略を立てることで、より確実な資産形成を目指すことが可能になります。

貯蓄が積み上がったところで、その一部を運用資金に回すという方法があります。
余裕資金をリスクのある投資に回すことで、大きなリターンを目指すことができます。
一方、一部を貯蓄として確保することで、突発的な出費や投資のリスクをカバーすることもできますよね。

50代女性にとっては、これからの人生を豊かに過ごすためにも資産運用が重要です。
しかし、年金生活までの期間が短いことからハイリスクハイリターンの投資はオススメできません。


良い結果を得るためには、体調やライフイベントなどの変動を予測し、それを考慮しながら適切なバランスで運用を行う必要があります

貯蓄と投資のバランス戦略を立てる際には、専門家の相談を積極的に活用するのもいいでしょう。
自身一人では見えづらい視点や、新たな選択肢を提供してくれることで、より明確で的確な戦略を立てることができます。


資産形成は長期間にわたる行為です。
焦らず、着実に取り組むことが成功への道となるでしょう。

公的年金を増やす方法

公的年金の受給額を増やす方法は以下の通りです。

公的年金の受給額を増やす方法
  • 国民年金に任意加入する
  • 付加年金に加入する
  • 60歳以降も厚生年金に加入する
  • 年金を繰り下げ受給する

国民年金の加入期間は、原則20歳から60歳の40年間です。
そして40年間に満たないと満額の年金を受け取ることが出来ません。

しかし、40年に満たない場合は60歳から65歳までの間に任意で加入できるという特例があるんです。

私の場合は、就職した22歳からしか納めていないので60歳まででは2年足らないんです。
なので、2年間は任意加入しようと考えています。

そして任意加入するなら、一緒に付加年金にも加入することを検討してもいいでしょう。
付加年金は国民年金の上乗せ制度で、月額400円の上乗せで受け取れる年金額が「200円×付加保険料を納めた月数」分増えるんです。

つまり1年間納めると「マイナス4800円」そして、受け取る年金額は1年で「プラス2400円」2年目で「プラス総額4800円」となります。
このプラス分は一生続くので、3年目からはおトクになるという仕組みなんですね。

また、60歳以降も厚生年金に加入することで年金額を増やせます
厚生年金は国民年金と違い70歳まで加入できます。

個々の状況によりけりでしょうが、大丈夫な方は60歳以降も会社などで働き、厚生年金を納めることで年金額を増やすことが出来ます。

最後に、年金の受給開始を遅らせて額を増やす方法です。
年金の受給は原則65歳からですが、受給開始を66歳~75歳の間に遅らせることで、1か月に付き0.7%ずつ受給額が増加します。

最高の75歳まで遅らせると、なんと84%も増加するんですよ!
しかし、そんなことはそれまでの生活費が確保できていないとできないことですし、もらえる額が増えてももらえる期間が短くなります。

いつから年金生活に切り替えるかは、綿密なプラン設計が必要です。

まとめ

老後資金の不安なく老後生活に入っていけるように、下記のことを早くから心がけるのがオススメです!

  • 出来るだけ節約をするとともに、今現在の出費を見直し支出を減らしていきましょう
  • 収入を増やすため長く働くこと、不用品を売ることなどを検討しましょう
  • 貯蓄と投資を適正に利用し、今ある資産を増やしましょう
  • 公的年金を増やすために出来ることをしていきましょう

公的年金は繰り下げ受給することで額を増やすことが出来ます。
しかし受給開始を遅らせるためには、それまでの生活費が確保できていなければなりません。

今現在の状況をふまえ、キャッシュフロー表を作ると分かりやすいでしょう。

今の生活状況や資産額において、年金受給をどのくらい繰り下げるのがベストか?
また、保険の見直しや適正な資産運用についても専門家にアドバイスを受けるのもオススメですよ。

先のことは分かりませんが、ある程度の見込みを立てておくことで安心できると思います!